関西国際空港と伊丹空港(大阪国際空港)、神戸空港を運営する関西エアポートグループの2025年3月利用実績(速報値)によると、関空の国際線と国内線を合わせた総旅客数は、前年同月比10%増の285万2457人だった。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行前の2019年同月と比較すると1%減で、国際線は好調だったものの、コロナ前の実績を7カ月ぶりに下回った。
国際線の旅客数は14%増(19年同月比0.6%増)の226万1043人で、3年2カ月連続で前年を上回った。このうち外国人旅客は12%増(17.4%増)の164万7894人で、速報値として3年1カ月連続の前年超え。1年2カ月連続でコロナ前を上回った。日本人旅客は20%増(27.0%減)の61万357人で、3年11カ月連続で前年を上回った。また、通過旅客は12%減の2792人だった。
国内線の旅客数は3%減(7%減)の59万1414人で、2カ月連続で前年を下回った。
国際線と国内線の旅客と貨物便を合わせた総発着回数は10%増(1%増)の1万7637回で、48カ月(4年)連続で前年を上回った。国際線全体では16%増(2%増)の1万3679回で、3年10カ月連続で前年超え。このうち旅客便は19%増(19年同月並み)の1万2030回で48カ月連続で前年を上回った。貨物便は前年同月比5%減の1502回。2019年同月比では21%増で高水準となった。国内線は5%減(4%減)の3958回だった。
国際貨物量は11%増(1%増)の6万9732トンで6カ月連続で前年を上回った。国内貨物量は18%増の1159トンだった。
伊丹空港の旅客数は7%増(19年同月比4%減)の138万4421人。発着回数は2%増(1%減)の1万1625回で、貨物量は4%増の8054トンだった。
神戸空港の旅客数は5%増(19年同月比11%増)の31万9864人。発着回数は5%減(12%増)の2800回だった。
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