泉州ニュース

【堺市】豪雨時の内水氾濫防止へ 大規模ポンプ場が大阪・堺に完成(NHKニュース)

豪雨の際に排水路などから水があふれる「内水氾濫」を防ぐため、1分間に25メートルプールおよそ4杯分の排水ができる大規模なポンプ場が大阪・堺市に完成しました。

堺市堺区に今月完成した「古川下水ポンプ場」は地上3階・地下4階の構造で、1分間に2100立方メートル、25メートルプールおよそ4杯分の水を排出することができます。

近くにある2か所の老朽化したポンプ場を統廃合した形で整備され、総事業費は392億円に上ります。

現場が化学工場の跡地で汚染された土を封じ込める必要があったことなどから工事期間は想定より延び、完成までに10年を要しました。

市によりますと、市内では2008年に1時間雨量で93.5ミリの豪雨があり、「内水氾濫」で住宅200棟以上が浸水する被害が出たことなどからさまざまな対策工事が進められています。

このポンプ場はその一環で整備され、市内のおよそ1万3000世帯が住む地域で、浸水被害の抑制につながるとしています。

堺市下水道施設部の山本哲雄部長「安心安全に大きく寄与する施設だと考えているが、想定外の雨には日頃から備えるよう呼びかけは続けていきたい」と話していました。

NHKニュース

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