大阪府阪南市が28日、大阪・関西万博の会場で、特産品や資源の再利用の取り組みなどをPRするイベントを開いた。国内外からの来場者に水ナスの加工品などを販売した農家は「一緒に働くみんなの自信になった」と笑顔だった。
イベントは「阪南ひとつなぎEXPO」と題し、市が市内外の企業、団体と連携して開いた。上甲誠市長が登壇し、「阪南市は夕日がきれいで、海の物がおいしい」とアピール。市出身で、万博会場の景観デザインも手がけた忽那裕樹さんも市長との対談で「阪南は海と山があり、風光明媚(めいび)なところ」と、魅力を発信した。
会場では、資源の再利用の取り組みとして、養殖カキの殻の粉末を混ぜた原料でビーチサンダルをつくったり、地ビールの搾りかすを使ってバイオコークス燃料をつくったりしていることを紹介。市の特産品の展示、販売もあった。
水ナスの漬物、コンフィチュールなどを出品した農家の草竹茂樹さんは、「万博に出すことが目標だったので、うれしい」と話した。
万博会場での「阪南ひとつなぎEXPO」は、5月10日と9月29日にも開かれる。
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