堺市は8日、ふるさと納税の返礼品として大阪・関西万博の入場チケットと市内観光サービスのセットを13日から提供すると発表した。組み合わせ対象は伝統工芸品である包丁の製作体験、文化・観光施設の周遊券など6種類で、万博から市内への誘客が狙い。大阪府内の市町村で、万博チケットとのセットを返礼品にする例は初めてだという。
包丁製作は生地選びからたたき、削り、焼き入れまで体験し、完成後は柄をつけた状態で自宅まで送ってもらえる。文化・観光施設の周遊券は千利休と与謝野晶子の展示館など。ほかのセットは南海バスと阪堺電車の一日乗車券、ホテルアゴーラリージェンシー大阪堺などの宿泊券、遊園地(ハーベストの丘)の入園チケットがある。
堺市は2024年12月13日から大阪府との共通返礼品として万博入場チケットを単体で提供しており、24年度(25年4月2日まで)の寄付は205件だった。
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