大阪・関西万博の開幕(13日)を控え、関西国際空港で8日、大阪税関関西空港税関支署の職員らが旅客に対して銃器や不正薬物、テロ関連物資などの密輸防止を呼びかけた。
関空税関と関西空港署、大阪出入国在留管理局関西空港支局、大阪通関業会の4者が合同で実施した。職員ら27人が参加し、税関のキャラクター「カスタム君」や万博の公式キャラクター「ミャクミャク」と一緒に啓発グッズを配った。テロ対策のため手荷物検査に協力を求め、不正薬物の運び屋にならないように注意を促した。
関空で3月22日、米ハワイから到着した米国籍の旅客が検査をすり抜けて回転式拳銃を持ち込む事案があった。関空税関の小川剛史次長は「重く受け止めている。そのようなことがないように職員一丸となって取り締まりの強化を図る」と話した。関空税関は万博に合わせ、全国各地の税関から職員の応援を受け、検査の人数を増やして対応する。【中村宰和】
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