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ブルーインパルス9日にも関空到着、10日に予行飛行 花博以来35年ぶり雄姿も天候微妙(産経新聞)

大阪・関西万博が開幕する13日に展示飛行を行う航空自衛隊の飛行チーム「ブルーインパルス」は、10日に予行飛行を行う。ブルーインパルスが大阪上空で展示飛行を行うのは平成2年の国際花と緑の博覧会(花博)以来、35年ぶりとなる。関係者によると、機体は9日午前に関西空港に到着する可能性が高い。

空自によると、13日の飛行ルートは、午前11時40分ごろに関空を離陸。大阪市の通天閣、大阪城など観光名所上空を飛行した後、昭和45年の大阪万博のシンボル「太陽の塔」(大阪府吹田市)や「ひらかたパーク」(枚方市)を通過して再び大阪市に戻り、正午ごろから万博会場の人工島・夢洲上空でパフォーマンスを披露する計画だ。河内長野市上空が時間調整のための待機空域となっている。

航空自衛隊が公表したブルーインパルスの飛行ルート
航空自衛隊が公表したブルーインパルスの飛行ルート

10日の予行飛行は同じ時間にほぼ同じコースを飛ぶ予定だが、日本気象協会が発表した天気予報によると、飛行時間帯は曇りとなっている。風速や風向き、見通し距離、雲の高さなどによっては中止となる。

目立った反対運動なし

花博で飛行した際は大きなチューリップを描いた。今回は万博にふさわしい展示飛行としているが、詳細は不明だ。

花博当時は、飛行ルートが大阪空港への着陸進入コースと重なっていることや、無線の周波数が違うため管制塔と交信できないなどとして懸念の声があった。

このときは小牧基地(愛知県小牧市)を使用した。平成6年に開港した関西空港の自衛隊機使用には一部に反対論があるが、5日付の共産党機関紙「しんぶん赤旗」が「多くの来場者危険に」とする記事を掲載した以外は目立った反対運動は見当たらない。(渡辺浩)

産経新聞

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