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【岸和田市】市長選 立候補者の横顔は(産経新聞)

前市長の失職に伴う大阪府岸和田市長選が告示され、6日の投票日に向け前職と新人の計4人による選挙戦が展開されている。市政で目指すことは何か、これまでどんなことに取り組んできたのか。取材に応じた立候補者の横顔を紹介する(届け出順)。

将来の選択肢増やす

花野真典氏(46)=無新

「岸和田市を教育未来都市にしたい」。現在はNPO法人代表として農業に携わるが、もともとはIT業界に勤務。簿記講師や開発関係の経験も、市政に生かしたいという。

小学生時代、もらい受けたワープロに興味を持ち、中学から本格的にパソコンを学ぶ。大学卒業後、コンサルタント会社の教育指導部門で働き、平成18年度には日本商工会議所のパソコン検定に日本一の成績で合格した。

しかし、「食品偽装事件などの多発を目にし、日本の食に興味をもった」。家庭菜園から始め、脱サラして農家に。市内でスイカや白菜、バジルなどをつくる農業NPOを立ち上げ、多い時には10人超のボランティアと汗を流す。

20代から暮らす岸和田に愛着は深い。「教育の充実で、個人の能力を上げ、将来の選択肢を増やしていく」と意気込む。

市民の誇り取り戻す

佐野英利氏(45)=無新

自民党の元衆院議員で令和5年に亡くなった中山太郎氏の秘書を6年間、その後、地元の郵便局長を務めて15年。2つの職業は「地域に根差し、人と接することに喜びがある」と共通点をあげる。

大学卒業後、消防士を目指していたところ、親族の選挙を手伝ったことが縁で中山氏の秘書に。中山氏の最後の秘書を自認する。「人とのつながりを大切にしなさい」と教わったことを実践してきた。

昨年11月に当時の市長、永野耕平氏の女性問題が報じられ、岸和田の未来に不安を覚えた。翌月、中山氏の墓に参ったところ、背中を押されたように感じ「岸和田のマイナスイメージが全国に広がった。市民の誇りを取り戻そう」と出馬を決めたという。

好きな言葉は「一期一会」。休日、子供たちと過ごす動物園が安らぎのひとときになっている。

行革でお金生み出す

永野耕平氏(46)=無前

自身の女性問題で市議会から2度にわたる不信任決議を受け、失職したことに伴う市長選。それでも3選を目指し「立候補に迷いはなかった。やはり市長として市民のために尽くしたい」と決意を語る。

2月に失職するまで、市長としての7年間に丸一日休めたのは数日しかなかったと振り返る。失職後、久しぶりに時間に余裕ができ、5人の子供の世話や家事、料理に集中できる生活を楽しいと感じた。

それでも岸和田の財政状況は厳しく、休んではいられないという。「市民負担を増やすのではなく、行財政改革でお金を生み出す」

岸和田で生まれ育ち、不惑になるまでだんじりをひいてきた。「秋になると、79基のだんじりが動き出す季節感の街」。だんじりの魅力は「みんなで喜び、みんなで泣く。地域が一つになるところ」と愛着をにじませた。

市長選には、上妻敬二氏(66)=無新も立候補している。

産経新聞

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