3年前、大阪府泉南市の中学1年の男子生徒が自ら命を絶った事案を受け、市にいじめなどに苦しむ子どもの相談を受け付ける第三者機関が設置されることが決まりました。
3月27日の市議会で泉南市に設置されることが決まったのは、公的な第三者機関「子どもの権利救済委員会」です。この第三者機関は、法律や人権の専門家らで構成され学校や教育委員会とは独立した立場で、いじめなどに苦しむ子どもからの相談を受け付け、支援や救済にあたります。
泉南市では3年前、中学1年生だった松波翔さん(当時13)が自ら命を絶ちました。翔さんはいじめを受け学校や教育委員会に何度も相談していましたが、訴えを受け止めてもらえませんでした。翔さんの死を受けて、遺族は子どもを救う第三者機関を作るよう市に要望していました。
「子どもの権利救済委員会」は4月1日に設置され、7月から相談を受け付ける予定です。
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