開館1周年を迎えた鉄炮鍛冶屋敷（町家歴史館井上関右衛門家住宅）で、2025年大阪・関西万博に合わせて、第3回企画展「いくで、明治の博覧会！－鉄炮鍛冶井上関右衛門奮闘記－」を開催します。
江戸時代に鉄炮鍛冶として活躍した井上関右衛門家は、明治時代になると、堺の南宗寺で開催された堺博覧会や、東京・京都・大阪で開催された内国勧業博覧会へ積極的に参加し、鉄炮や火箸、包丁などさまざまな製品を出品していました。
本企画展では、井上関右衛門家に残る出品物や出品申請書等の博覧会関係資料を展示し、当家の明治時代の博覧会における奮闘ぶりを紹介します。
期間
令和7年4月23日（水曜）～令和7年7月21日（月・祝）
場所
鉄炮鍛冶屋敷（堺市堺区北旅籠町西1丁3-22）
| 開館時間 | 午前10時から午後5時（入館は午後4時30分まで） |
| 休館日 | 火曜日（祝休日の場合は翌日）、12月29日～1月3日 |
| 入館料 | 500円（20人以上の団体は400円） ※中学生以下、堺市内に住所を有する65歳以上の方、障がいのある方とその介護者は無料（要証明書） |
| アクセス | 阪堺電気軌道阪堺線「高須神社」停留所より西へ約300メートル 南海本線「七道（しちどう）」駅より東へ約300メートル |
| 駐車場 | 来館の際にイオンモール堺鉄炮町の駐車場を利用可能 |
共通入館券等の施設情報の詳細は町家歴史館のページ（外部リンク）をご覧ください
展示内容
第1章 博覧会デビューやで！－井上関右衛門家と地方博覧会－
明治初期に開催された堺博覧会や奈良博覧会に出品された矢立（携帯用筆記具）、火箸、海老錠などの実物資料を中心に、井上関右衛門家の博覧会デビューの様子を紹介します。
第2章 切磋琢磨が品質向上の鍵！－堺区製産物品評会と井上関右衛門家－
明治13年（1880）に堺県のもとに設置された行政単位である堺区時代に行われた堺区製産物品評会に、井上関右衛門家が参加していた様子をご紹介します。
第3章 全国に井上の名を広めるで！－内国勧業博覧会と井上関右衛門家－
明治時代に計5回開催された内国勧業博覧会の雰囲気を伝える絵図や、井上関右衛門家が出品した製品を通して、当家が内国勧業博覧会に参加した様子を紹介します。
第4章 入れて、運んで、魅せるんや！－博覧会で使われた道具たち－
井上関右衛門家が博覧会へ参加した時に、出品物を運び、展示するために使用していたケース類を紹介します。
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