大阪府泉佐野市は、親が育てられない生後まもない赤ちゃんを、匿名で受け入れる「赤ちゃんポスト」(仮称「赤ちゃんのゆりかご」)を来年度中に設置することを目指しています。
11月25日、泉佐野市の千代松大耕市長は会見で、赤ちゃんポストを設置予定の市内のりんくう総合医療センターにおいて、弁護士などが入るワーキンググループを発足し、設置に向けた調査検討を実施する方針を発表しました。そのための費用として300万円の補正予算を12月の議会に提出するということです。
ポストの設置場所や赤ちゃんを受け入れた後の体制など、検討するべき課題は多く、市は、来年3月にはワーキンググループで何らかの方向性を示したいとしています。
千代松市長は「生まれてきた命を守る、最後の砦のような施策も必要」としています。
市は、病院以外に母親の身元を明かさない「内密出産」についても同時に環境整備を進めていて、11月26日には、先進事例を学ぶために、担当職員らが熊本の慈恵病院を視察する予定です。


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