20日投開票の参院選で大幅に議席を増やした参政党。大阪選挙区(改選数4)では新人の宮出千慧氏(40)が日本維新の会の2候補に次ぎ、3番手に入り初当選した。大阪、堺両政令市の行政区と市町村別に得票を見ると、大阪市浪速区や中央区などで得票率が高く、両区にまたがるミナミ一帯のほか、大阪府南部でも支持を集めたことがうかがえる。
市区町村別に宮出氏の得票率が最も高かったのは大阪市浪速区の19.68%で、これは全候補者の中で最多得票となった。また、中央区や西区でも15%台を記録。大阪選挙区でトップ当選を果たし、両区で最も得票が多かった維新新人の佐々木理江氏(42)に迫った。
宮出氏は「泉州」と呼ばれる大阪府南部でも票を集めた。得票率は岸和田市で14.29%、貝塚市で13.81%、泉大津市で13.58%など。一方、北部では得票が伸び悩んだ。人口の多い枚方市や高槻市では10%強で、島本町や能勢町などでは10%に届かなかった。党代表の神谷宗幣氏がかつて市議を務めた吹田市では11.40%に留まった。
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