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【忠岡町】環境基本計画等策定支援プロポで優先交渉権者選定(日刊建産速報社)

 大阪府・忠岡町は、「環境基本計画及び地球温暖化対策実行計画(区域施策編)策定支援業務」の公募型プロポーザルを実施、優先交渉権者にエスプールを選定した。

 業務は、同町の地域特性を踏まえ、地域課題解決につながるような再生可能エネルギーの導入目標及び施策の方向性を定めるとともに、2050年脱炭素社会の実現に向けて、目標達成に向けた具体的なビジョンとして、「忠岡町環境基本計画」及び「忠岡町地球温暖化対策実行計画(区域施策編)」を策定する。

 内容は【基本計画策定】▽計画準備=業務着手後速やかに業務の実施に際し必要な計画及び準備等を行い、業務計画書を作成▽環境基礎調査=基本計画の策定の背景や目的、対象範囲、計画の期間、基準年度の設定、関連計画との位置付けについて整理・検討。①環境を取り巻く社会情勢の整理(本町及び国内外において、新たに対応すべき環境分野に係る社会的背景や動向等を把握、整理)②関連計画の整理(関連計画より、温室効果ガスの削減や再生可能エネルギーの導入に関連する施策の整理・分類を行う)▽地域の現況評価と課題の抽出=同町を中心とする地域における自然的条件、社会的条件、経済的条件等の環境資源、エネルギー資源に関する資料や情報等の収集を行い、各種資料に基づいて町域の環境特性、エネルギー特性の把握・分析を行う。同町における環境保全、地球温暖化等に関する課題を抽出・整理▽将来像と基本目標の設定=同町における目指すべき将来像と、その実現に向けた基本目標を検討▽施策の検討=基本目標の達成に向けた施策の方向を基本施策として設定し、体系的に施策を検討する。施策の検討にあたっては、その特性やこれまでの施策、最新の知見等を踏まえ、町民・事業者・行政の各主体の取り組みについても併せて検討▽環境配慮指針(主体別・事業別・圏域別)の検討=環境に配慮した行動に取り組んでいくための環境配慮指針を、主体別・事業別・圏域別それぞれについて検討▽大気ダイオキシン類の調査・分析▽忠岡町環境白書の策定=地域の現況評価と課題の抽出において整理した定量的データについて、情報公開に供するため、毎年度の更新を前提とした別冊の資料編として取りまとめ。【区域施策編策定】▽計画準備=業務着手後速やかに業務の実施に際し必要な計画及び準備等を行い、業務計画書を作成▽基本的事項の整理・検討=実行計画の策定の背景や目的、対象範囲、計画の期間、基準年度の設定、上位計画や関連計画との位置付けについて整理・検討。①国等の政策動向の整理(近年のSDGs等の世界的潮流を踏まえて、地域が抱える複数の課題を同時解決に導く地域循環共生圏の形成につながる再生可能エネルギーの利用促進や、2050年ゼロカーボンに向けた施策方針などについて、国や府の動向の整理)②上位・関連計画の整理(上位・関連計画より、温室効果ガスの削減や再生可能エネルギーの導入に関連する施策の整理・分類)▽自然的・経済的・社会的条件の整理にかかる基礎資料の収集・整理(自然条件は地勢概要・気象・植生等、経済的条件は事業所・就業者数の状況・各産業の動向等、社会的条件は人口・土地利用・地域交通(公共交通を含む)・文化財・景観等)▽地域の温室効果ガス排出量の把握及び将来推計=①地域の温室効果ガス排出量の把握②温室効果ガス排出量の将来推計▽再生可能エネルギーポテンシャルの推計=再生可能エネルギー全般にわたる導入ポテンシャルの把握にあたり、賦存量と利用可能量に関する調査を行う。賦存量と利用可能量は、再生可能エネルギーの種類ごとに整理▽アンケート調査及びヒアリング調査の実施及び分析▽地域特性・課題の分析▽2050年度カーボンニュートラルの達成に向けた将来像の検討▽温室効果ガス排出量削減目標の設定と、目標を踏まえた地域の再生可能エネルギー導入目標の策定▽目標達成に向けた施策の検討及び調査=再生可能エネルギーの導入目標及び温室効果ガス排出量削減目標の実現と、地域課題の解決の同時達成を実現するため、目標達成に向けた施策の検討を行うとともに、公共施設等への太陽光発電設備等の導入調査を併せて行う▽計画の推進方法の検討=施策の評価方法、推進体制、スケジュールを検討。履行期間26年1月16日まで。

日刊建産速報社

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