集客を図る地域との間で対応が分かれています。
大阪府内における今夏の動向
1. 今夏の開設を見送る海水浴場
- 淡輪(たんのわ)海水浴場(大阪府岬町)
- 運営: 淡輪漁業協同組合
- 経緯: 1904年開業。利用客が2016年の10万1,000人から2025年には3万3,000人に減少。スタッフ(監視・駐車場管理など約20人)の確保難航、脱衣施設の設置・撤去費や人件費の高騰により年数百万円規模の赤字が発生し、今夏の開設を見送り。
- 箱作(はこつくり)海水浴場(大阪府阪南市)
- 経緯: 利用客がピーク時(1990年)の20万3,000人から10分の1に減少。運営に必要な人手の確保が困難となったため、今夏の開設を取りやめ。
2. 今夏も開設される府内の海水浴場
- 二色の浜海水浴場(大阪府貝塚市)
- 開設期間: 2026年7月18日(土)〜 8月23日(日)
- タルイサザンビーチ / りんくう南浜海水浴場(大阪府泉南市)
- 開設期間: 2026年7月18日(土)〜 8月16日(日)
全国の主な実態・要因と各地の事例
日本観光振興協会の調べによると、国内の海水浴場数は2016年の1,111か所から2025年には966か所(13%減)に減少しました。
■ 運営断念の主な要因
- 酷暑・環境変化: 猛暑による外出控え、温暖化による海水面上昇・砂浜浸食(茨城県鉾田市・大竹海岸)、漂着物の増加(宮城県石巻市・渡波海水浴場)。
- 採算悪化・人手不足: 物価高騰に伴う施設設営・撤去費用の増大、安全監視員や運営スタッフの不足。
■ 集客継続に向けた主な取り組み
- 夜間・通年利用へのシフト: 鳥取県米子市(皆生温泉海遊ビーチ)では、夜間の宝探しや花火イベント等の実施により利用客数を維持。
- 快適性・安全性の厳格化: 神戸市須磨区(須磨海水浴場)では、喫煙・タトゥー露出制限や、水上バイク進入に対する条例での罰金化などを実施。
- 事業再開: 福島県浪江町(請戸海水浴場)では、東日本大震災以来16年ぶりとなる海開きを2026年8月に実施予定。








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