「防災の日」の9月1日、南海トラフ巨大地震に備えて日本語学校の留学生が避難の手順などを学ぶ訓練が大阪・泉大津市で行われました。
訓練は外国人に地域の災害リスクや必要な備えを知ってもらおうと、泉大津市が2年前から市内の日本語学校と行っていて、1日はフィリピンやスリランカなどからの留学生29人が参加しました。
市中心部の泉大津駅に集まった参加者はまず、緊急地震速報のアラーム音が鳴ると、頭を押さえながらしゃがみ込み、安全を確保しました。
南海トラフ巨大地震が発生した場合、泉大津市にはおよそ95分後に最大4.4メートルの津波が到達すると想定されていて、その後、全員で500メートルほど離れた1次避難場所の公園に向かいました。
避難の途中、余震が起きたと伝えられると、頭を抱えて素早くしゃがみ込み、身を守る方法を改めて確認していました。
このほか、避難所での生活を想定して、災害用のトイレの使い方や簡易テントの組み立て方なども学びました。
フィリピン人の20代の女性は「ここまで詳しい内容の訓練は初めての経験で地震の時、どうすればいいかよくわかりました」と話していました。
この記事へのトラックバックはありません。