高級魚として取引されるヒラメの漁獲量増加と漁業者の収入安定を目的として、2026年5月22日、大阪府泉佐野市の沖合でヒラメの稚魚の放流が行われました。
この取り組みは、大阪府が1992年(平成4年)から毎年この時期に継続して実施しているもので、今年で35年目を迎えます。
1. 放流の概要と今後の見通し
当日は、大阪府の栽培漁業センターで育成された体長8cm〜10cmほどの稚魚約1万匹が漁船に積み込まれ、泉佐野漁港から約500mの水域に放流されました。
- 放流規模: 当日は約1万匹(今年度は大阪湾南部の11海域を対象に、5日間で計11万匹の放流を予定)。
- 成長予測: ヒラメは成長が早く、今回放流された稚魚も今年の年末には30cmを超えて漁獲対象のサイズに達する見込みです。収穫後は関西圏を中心に各地へ出荷されます。
2. 放流事業の成果と経済効果
大阪府によると、ここ数年における大阪湾のヒラメの年間漁獲量は10トン超を維持しています。
放流事業を開始する以前と比較して漁獲量は大幅に増加しており、ヒラメが市場で高値で取引されることから、地域の漁業関係者における経営の安定化や収入の向上に大きく寄与しています。
3. 大阪府水産課のコメント
大阪府水産課の志津馬大起主査は、今回の放流に際して次のように述べています。
「大阪に漁業のイメージはないかもしれませんが、大阪の代表的な魚としてPRしていくことで、全国の人に食べてもらえる魚になってほしい」






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