関西地区の異形棒鋼メーカー大手、岸和田製鋼(本社・大阪府岸和田市、鞠子重孝社長)は、今年6~8月に予定する圧延設備の老朽更新にあわせ、電気炉へ酸素と液化天然ガス(LNG)を吹き込む装置を導入する。総投資額は約10億円。
新装置の導入により、製鋼時の電力消費を抑制しながら溶解効率を高め、電気炉の生産性を約1割向上させる計画。エネルギーコストの上昇が続くなか、電力使用量の削減と操業効率の改善を同時に進め、コスト競争力の強化を図る。
電気炉は主に鉄スクラップを原料とする製鋼法で、脱炭素の観点からも注目されている。酸素やLNGを活用することで化学反応熱を利用し、電力依存度を低減できる点が特徴だ。
岸和田市に本社を置く同社の設備投資は、地域産業の基盤強化にもつながる動きとなる。





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