大阪府貝塚市は、市内を走る水間鉄道と連携し、同社の乗車券などに利用できる地域限定のデジタル商品券を、ふるさと納税の返礼品として提供する取り組みを開始した。寄付者に実際に貝塚市を訪れてもらい、観光振興や地域活性化につなげる狙いがある。
この取り組みは、鉄道のあるまちの活性化を目的としたプロジェクト「テツふる」を通じて実施される。専用サイトからふるさと納税を行うと、寄付額に応じてデジタル商品券が付与される。商品券は、水間鉄道の1日フリー乗車券のほか、電車の貸し切りや電車運転体験などのサービス購入に利用できる。
水間鉄道は、貝塚駅から水間観音駅までの約5.5キロを結ぶローカル鉄道で、2025年12月に開業100周年を迎えた。12月24日に開かれた会見では、貝塚市PRアンバサダーで旅行系ユーチューバーの西園寺さんが「沿線の雰囲気が良く、水間観音駅からすぐに水間寺へ行ける点も魅力」と話した。
また、水間鉄道の藤本昌信社長は「人の流れが活発になることを期待している。今後は鉄道グッズの充実も図りたい」と述べ、観光需要の拡大に期待を示した。






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