大阪府民1人当たりの医療費は? 日本生命が白書を府に贈呈 泉佐野や貝塚は高い傾向
日本生命保険は24日、地域ごとの疾病構造や医療費の実態を分析した「ニッセイ医療費白書」を大阪府に贈呈した。国の匿名医療保険等関連情報データベース(NDB)を活用し、人口1万人以上の全国1,252自治体を対象に分析したもの。
白書によると、大阪府民1人当たりの医療費は41万3,043円で、全国平均とほぼ同水準だった。一方、府内を地域別に見ると、泉佐野市や貝塚市など泉南地域で医療費が高い傾向が確認された。
医療費が高くなる要因としては、高齢化率や慢性疾患の有病率、受診行動の地域差などが影響するとされており、必ずしも医療の過剰利用を意味するものではない。
大阪府は今後、この分析結果をもとに、疾病予防や重症化防止などを含めた医療費の「適正化」に向けた施策立案に活用する方針。贈呈式で渡辺繁樹副知事は「生命保険会社ならではの専門的な分析。課題を明確にし、効果的な医療施策につなげたい」と述べた。









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