【関西初】大阪・貝塚市“鉄道があるまち”を応援 現地消費型ふるさと納税「テツふる」導入 水間鉄道の運転体験も
大阪府貝塚市は12月24日、現地消費型ふるさと納税「テツふる」を関西で初めて導入すると発表した。
「テツふる」は、日本各地の“鉄道があるまち”の活性化を目的とした制度で、寄付をすると返礼品として地域限定の商品券が発行され、参加自治体内の店舗などで利用できる。寄付者が現地を訪れ、消費することで、ローカル線や沿線地域の活性化につなげる狙いがある。
貝塚市では、開業100周年を迎えた水間鉄道(路線距離約5.5キロ)に関連した返礼品を用意。乗車券のほか、電車を貸し切って運転体験ができるサービスなども提供する予定だという。
水間鉄道は、市の中央部を縦断する市民の重要な移動手段であり、沿線の寺院への参詣鉄道としても利用されてきた。
記者会見で酒井了市長は、「水間鉄道という貝塚市ならではの資源をPRし、訪れてもらうことで市を好きになってもらうきっかけをつくり、継続的な効果を狙いたい」と導入の意義を語った。
「テツふる」は今年3月に鳥取県若桜町が導入したのを皮切りに、石川県穴水町など全国で3自治体が実施しており、貝塚市は全国で4例目となる。運用は24日から開始している。








この記事へのコメントはありません。