泉大津市と𠮷田房織物株式会社が包括連携協定を締結
地域産業の力で子育て・教育環境の向上へ
泉大津市は12月16日、市内の老舗繊維メーカー・𠮷田房織物株式会社(本社:泉大津市板原町)と、地域活性化や地域産業教育の推進を目的とした包括連携協定を締結したと発表しました。
この協定は、地域の産業資源を活かしながら「シビックプライド(地域への誇り)」の醸成を図ることを目的とするもので、以下の4分野で連携を進めます。
- 地域の活性化に向けた取組の創出
- 地域産業教育の推進
- 防災に関する取組
- 子育て支援に関する取組
締結式には、泉大津市の南出賢一市長と、𠮷田房織物株式会社の𠮷田裕紀代表取締役社長が出席しました。
泉大津市ではこれまで、保育料の多子減免制度や「あしゆびプロジェクト」「マタニティ応援プロジェクト」など、子育て支援の充実と保育環境の整備に力を入れてきました。一方で、教育・保育の質をさらに高めるため、環境面での新たな取組が求められていました。
今回連携する𠮷田房織物は、毛布やカーペットなどを製造する創業100年を超える市内企業で、「繊維のまち・泉大津」を支えてきた存在です。地元企業として地域に貢献したいという思いから、今回の協定締結に至ったとしています。
協定の具体的な取組として、𠮷田房織物が開発した抗ウイルス・制菌・アレルゲン低減効果を持つ高機能カーペット「DEOFACTOR(デオファクター)カーペット」を市内の幼稚園に設置し、保育環境向上に向けた実証実験を行います。子どもたちが日常的に触れる「足もと」から、地元の繊維技術を感じてもらうことで、地域産業教育の充実とシビックプライドの醸成を目指します。
今後は、公共施設など市内各施設への展開も検討していくということです。
泉大津市は今回の連携を通じ、子どもたちが安心して過ごせる環境づくりと、地域の力を活かした持続可能なまちづくりの両立を進めていくとしています。










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