和歌山県沖で震度6弱を想定 関西空港で南海トラフ想定の訓練 外国人への対応も確認
関西空港で、南海トラフ巨大地震を想定した大規模な防災訓練が12月11日に行われました。
今回の訓練は、日中に和歌山県沖を震源とする震度6弱の地震が発生し、揺れから約1時間20分後に高さ2.6メートルの津波が到達するという想定です。
当日は、ターミナルビルや貨物地区で働くスタッフなど、約230名が参加。避難経路の確認や、空港内に取り残された旅行者への支援手順などが入念に検証されました。
特に今回は、外国人旅行者への対応として、
- 英語
- 中国語
- そのほか複数言語
に対応した五か国語の登録フォームを使用し、名前・国籍・支援の必要性などの情報を収集する訓練も実施。多様な利用者を抱える国際空港ならではの体制確認が行われました。
空港担当者は、「従業員の防災意識向上につなげ、今後もさまざまな訓練を継続していきたい」とコメントしています。
泉州地域にとって関西空港は生活・経済の要であり、南海トラフ地震に備えた防災体制は、周辺自治体にとっても重要なテーマです。
地域全体での安全確保に向け、こうした訓練が今後も続けられることが期待されます。



