大阪府の吉村洋文知事は11日、大阪府庁での囲み取材で、10日に大阪南部の泉佐野市でクマらしき動物の目撃情報があったことについての問いに応じた。
泉佐野市の発表によると、上之郷の山中で9日午前10時頃、体長1メートル弱のクマらしき動物1頭を目撃したという通報が10日に駐在所にあった。市職員2人、駐在警察官、目撃者の計4人が現場を確認したがクマの痕跡は確認できていないといい、市では猟友会の協力を得て、山林の巡回やセンサーカメラによる監視を行っている。
吉村知事は「確定的な情報は聞いていない」と前置きしながら「(市は)対策をしっかりやっていると思う」。府北部の北摂地域でもクマ出没の際の研修を行ったといい「府民の皆さんが安心して暮らしていけるよう徹底していきたい」と話した。





