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泉佐野市田尻町施設組合、新ごみ処理施設整備 26年11月に落札者決定(日刊建産速報社)

 泉佐野市田尻町清掃施設組合及び熊取町は、「泉佐野市田尻町清掃施設組合新ごみ処理施設整備事業」について、泉佐野市上之郷の旧泉佐野コスモポリス予定地内での整備を計画している。26年11月に落札者を決定、27年度から建設工事に着手し、31年度の完成、32年度からの供用開始を予定している。

 入札スケジュールは、26年4月1日に入札公告等を公表し、5月29日まで入札参加表明書等を受け付け、参加資格結果を6月10日に通知、26年7月22日~8月31日まで事業提案書を受け付け、26年9月下旬にヒアリングを実施、26年10月20日に入札書を受け付け、26年10月下旬にプレゼンテーションを実施し、26年11月20日に事業提案審査及び開札を行い、落札者を決定する予定。落札事業者と26年12月初旬に基本協定等を締結後、特定事業契約として基本契約、建設工事請負契約及び運営管理業務委託契約の3契約を締結する予定、また、建設工事請負契約は組合議会の議決が必要なため、27年3月中旬の組合議会での議決で本契約となる。

 同組合は、田尻町嘉祥寺の泉佐野市田尻町清掃施設組合第二事業所において、泉佐野市及び田尻町で発生する一般廃棄物の中間処理を行っており、処理能力は焼却施設が240t/日、破砕施設が50t/日。また、熊取町では熊取町久保の熊取町環境センターにおいて、熊取町で発生する一般廃棄物の中間処理を行っており、処理能力は焼却施設が61・5t/日、粗大ごみ処理施設が16t/日。組合の焼却施設は86年の稼働開始から既に36年が経過し、熊取町の焼却施設も92年の稼働開始から既に30年が経過しており、老朽化・陳腐化が進んでおり、施設の更新が急務となっている。将来的に本組合に熊取町が一部事務組合の構成員として参画し、1市2町で広域的なごみの中間処理を行うべく、新たなごみ処理施設の整備に向けて、これまでごみ処理計画の見直し、候補地選定、基本構想策定等を進めてきた。新たなごみ処理施設は焼却施設(エネルギー回収推進施設)及び破砕・選別施設(マテリアルリサイクル推進施設)を備える施設とし、30年度の稼働を目指し整備を行う。建設費は439億3000万円。本事業は公設民営(DBO)方式で実施する。

 事業候補地は、泉佐野市上之郷にある旧泉佐野コスモポリス予定地としていたが、泉佐野市が当該事業候補地を含む旧泉佐野コスモポリス予定地において土地区画整理事業を行うため、その土地区画整理事業地内において、新たな事業候補地約5万5301㎡(うち法面部分約1万6602㎡、平場のごみ処理施設等の配置可能面積約3万8699㎡)を選定した。

 新施設の規模は、敷地面積約5万5301㎡(うち法面部分約1万6602㎡、平場のごみ処理施設等の配置可能面積約3万8699㎡)に工場棟S・RC・SRC造地上5階建延2万0955㎡(建築面積約6630㎡)、エネルギー回収推進施設+マテリアルリサイクル推進施設分(130m×51m)、管理棟S又はW造地上3階建延1953㎡(建築面積約651㎡)、21m×31m、車庫棟S又はW造延80㎡で整備する。エネルギー回収推進施設の規模は240t/日、マテリアルリサイクル推進施設の規模は33t/日を採用する。計画目標年度はエネルギー回収推進が31年度、マテリアルリサイクル施設は37年度とする。

日刊建産速報社

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