音、色、自然…世の中には様々な「調和」があり、これらは人々に心地よさを与え、より良い世界を実現するための概念でもある。華やかで優雅な女性像のポスターを描く画家として有名なミュシャだが、生涯に渡って人々の幸福を願って数多くの作品を描いた。それは祖国チェコとスラヴ民族のために描いた晩年の大作《スラヴ叙事詩》にとどまらない。経済的な成功だけに満足しなかったミュシャは、たとえ商業的な作品であっても広く民衆が楽しめる芸術をめざした。
本展は同館を代表する大型油彩画《ハーモニー》(縦横約1.5m×4.5m)を中心に、コレクションから厳選した数々の作品に共通するモチーフや構図を読み解きながら、彼が作品を通じて人々に伝えようとした想いを探る。「調和」をテーマとしたミュシャの芸術家としての新しい一面を紹介する。
開催概要
- 会期2025年12月6日(土)〜2026年3月29日(日)
- 会場堺 アルフォンス・ミュシャ館(堺市立文化館)
https://mucha.sakai-bunshin.com/
堺市堺区田出井町1-2-200 - 観覧料金一般510円ほか詳細は公式サイトへ
- 休館日月曜日(1月12日、2月9日、2月12日、2月23日は開館)、12月29日~1月5日、1月13日、2月24日
- お問い合わせ072-222-5533


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