夏休み中に未成年が違法薬物の乱用や交流サイト(SNS)上のトラブルに巻き込まれる事案を防ぐため、大阪府警北堺署は府立金岡高校(堺市北区)で、防犯の講習会を開催した。
同署によると、府内で昨年、大麻の乱用で摘発された少年は191人。SNSがきっかけで面識のない人物と知り合い、不同意性交や児童買春などの犯罪に巻き込まれた児童は99人だった。特に夏休みなどの長期休み中は犯罪に巻き込まれるケースが多くなるといい、同署は啓発に力を入れている。
金岡高校で終業式があった18日、同署の地域課員や交通課員が講習会を開催。SNS上で違法薬物が取引されている現状や、闇バイトを募る投稿への注意喚起をし、自転車の安全運転についても呼びかけた。
同校の3年、岸ななみさん(18)は「高校最後の夏休み。私も友人も事件に巻き込まれないよう互いに注意したい」と話した。
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