47年間、地域に根ざし、街の暮らしを支え続けてきたディスカウントストア アローズ。
あの地元民なら誰もが知るインディアンのマークには、“インディアン嘘つかない”の言葉の通り、お客様に正直でありたいという想いが込められています。
昨今の物価高騰が、日々の暮らしに大きな影響を与える中、圧倒的なコストパフォーマンスで家計を応援してくれるアローズは、やはりわたしたちの強い味方でした。
アローズは、ホームセンターだった!
アローズは1979年4月にホームセンターとして創業しました。その後、1987年にはディスカウントストアへ業態変更し、1996年には生鮮食品館をオープンするなど、食品スーパーとしての機能を強化。以来、地域に根ざしたディスカウントストアとして親しまれています。
当時、ディスカウントストアはまだ珍しい存在で、店長の福井 隆夫(ふくい たかお)さんは「まるでドン・キホーテのようだった」と、その品揃えを振り返ります。
一時は高級ブランド品なども扱っていましたが、バブル崩壊で売り上げが低迷。
専門店時代への突入を機に、食品中心のスーパーへと舵を切りました。
顧客を惹きつける「アローズならでは」の魅力
ディスカウントストアは、低価格での販売を主な戦略としますが、アローズの魅力はそれにとどまりません。一般的な食品スーパーのレイアウトを逸脱した店内は、それぞれが独立したユニークなコーナーとなっており、まるでアミューズメントパークのようです。
たとえば、「生産者直売所」。
アローズでは、生産者と消費者をつなぐ「産地直送」の取り組みに力を入れています。
地元の農家さんや漁師さんと直接提携し、安全で新鮮な農水産物を低価格で提供。さらに、いつ、どこで、どのように育てられたのかといった、生産背景を積極的に開示することで、お客様との深い信頼関係の構築に努めています。
現在、この活動にご賛同いただいている生産者さんは800名にものぼります。この取り組みは、単にお客様へ良い品を届けるだけでなく、日本の農業や漁業の持続可能な未来を守ることにも繋がっています。
スーパーで生産者さんの顔が見える新鮮な野菜や魚をお得に買えるのはうれしいですよね!
まるで昭和時代の商店街のようです。
そして、アローズの人気エリア「掘り出し品コーナー」では、“スーパーの棚で普段高く売られている商品を可能な限りお安く販売する”というユニークな取り組みにチャレンジしています。
「え! あの商品がこの値段で⁈」という驚きと発見に満ちたこのコーナーは、1時間ほどウロウロしても飽きることがありません。
売場の担当者に確認したところ、商品は日々入れ替わるそうで、いつ訪れても新たな目玉商品に出合える楽しさがあります。
多くのお客さんは、「アローズはおもしろい!」と言います。その理由は、ここに来れば単なる「買い物」を超えた楽しみがあるから。
それこそが、アローズが目指す店づくりです。
毎日バイヤーが市場で目利き。即店頭へ
大手スーパーのように物流センターを介さないアローズでは、バイヤーが市場で目利きし、その日に仕入れたばかりの品々を店頭に並べます。流通の無駄を徹底的に省くことで、余計なコストをかけずに“とれたて”の鮮度と市場価格を実現しています。
また、市場では規格外品も積極的に仕入れています。形が不揃いであっても品質や味に問題はなく、それらが大量に廃棄されてしまうことは、生産者の労力やコストを無駄にするだけでなく、食料資源のロスにもつながります。
アローズはこうした規格外品を買い取り、適正価格で販売することで、生産者支援にも貢献しています。
アローズが届けるのは、新鮮さだけでなく、市場で感じた食材の息吹、バイヤーの情熱、そしてなにより旬の恵みをそのまま食卓へ届けたいという想い。
さらに、「買い物って楽しい!」と感じていただける、唯一無二の体験です。
大手スーパーの仕入力、販売力、販促力には及ばないことを理解しているからこそ、「ただの食品スーパー」では終わらない、独自の価値を追求しています。
アローズの各売り場担当者は、その売り場の「絶対的権力」を持っています。これにより、画一的な食品スーパーの枠を超え、自由な発想で売り場づくりができるのだといいます。
地域のお客様の声をすくい取り、売り場に反映させることで、単に商品を並べるだけでなく、お客様との間に温かい繋がりを生みだしています。担当者一人ひとりが売り場への深い愛着と責任を持ち、お客様に心から楽しんでいただきたいという想いで、日々工夫を凝らし、絆を深めているのです。
ユニークな商品や加工品もいっぱい
さらにアローズは、ほかのスーパーでは見かけないようなユニークな商品の品揃えも豊富です。
「売れないリスク、大きくないですか…?」と思わず店長に本音を漏らしてしまうほど衝撃的だった光景。ところが、それは日本人の感覚で、海外ではこれらの食材を好んで食べる人もいるのだとか。
47年という歴史の中で、外国人住民が増加したこの街に、アローズはちゃんと寄り添っていました。
「プロの食材館」コーナーは、業務用商品の種類が多彩で、地元で店を営む多くの人が仕入れに訪れています。
そして、手軽に調理できる加工品や惣菜も充実しています。
日々の献立に頭を悩ませ、買い物中に眉間にシワを寄せている主婦の姿を見て、「もっと楽しく買い物できる売り場づくり」をコンセプトに掲げたアローズ。これは、企業理念でもある「フォアザピープル(For the People)」の精神が具現化されたものです。
「より一層、より一歩お客様に近づく努力をしよう!」という熱い想いを胸に、アローズは日々進化しています。
遂にオリジナルのステッカーや缶バッジも登場!
店内を歩けば、アローズのこだわりが至る所にあふれています。
これこそが、47年間地域に根ざしてきたアローズの情熱そのものです。
そして、遂にオリジナルのステッカーや缶バッジも登場しました!
考案者の笹島さんもアローズを愛する一人。
現在、若者向けのSNS発信や、月に一度開催される「アローズマルシェ」を担当しています(詳細は、アローズ公式Instagramをご確認ください)。
笹島さんは、「アローズマルシェ」の出店者が作っている可愛らしいステッカーや缶バッジにヒントを得て、「もっと若い世代にアローズを知ってもらいたい」という想いから、アローズのオリジナルグッズを製作しました。
スーパーでオリジナルグッズが登場する面白みは、人情味あふれるこの街ならでは。
このインディアングッズは、47年間アローズが地域で正直な商売を続けてきた証でもあり、誇りでもあります。
価格競争はしない
平日2500人、土日3500人の集客を誇るアローズは、ディスカウントストアでありながら「価格競争はしない」という独自の経営方針を貫いています。
生産者、業者、そしてお客様を大切にする中で生まれる強い絆こそが、アローズの最大の武器なのです。一時期、スーパーからお米が消えたときも、アローズにはお米が並んでいました。取引先に対して常に相手が求めることを行い、嫌なことは絶対にさせない、つまり立場同等の姿勢。この揺るぎない信頼関係こそが、どのような状況下でも顧客のニーズに応え続けられる理由です。
「いつの時代も人間の温かみは変わらない」という福井店長の言葉が、その企業姿勢を象徴していました。
アローズの店舗は、大通りから少し奥まった場所にあります(国道26号線「末広公園東」交差点を山手へ1分)。そのため、かつては足繁く通った方も、最近はご無沙汰かもしれません。
ところが、ひとたび訪れると、その歴史の深さから大きな変化を感じるはずです。
“For the People”
その想いがあふれた売り場で、心ゆくまでおもしろい買い物をお楽しみください。
アローズは、日々新しい発見と楽しさにあふれた、地域密着型の頼れるスーパーマーケットです。
【基本情報】
店名:アローズ泉佐野店
公式ホームページ(外部リンク)
公式インスタグラム(外部リンク)
住所:泉佐野市南中安松1666
(Googleマップ参照)
Tel:072-466-0880
営業時間:9:00~19:00
定休日:年中無休(正月3が日を除く)
駐車場:あり
取材協力 アローズ泉佐野店 取締役店長 福井 隆夫 様
*記事内容は取材当時のものです。
*商品の価格は、時期や入荷状況により日々変動いたします。
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