【堺市】雪模様 手元から広がる(読売新聞)

角野晒染(堺市西区)

 浴衣とともに、日本の夏の装いを彩る手ぬぐい。堺市西区の「角野 晒染さらしそめ 」は、雪の結晶のような花模様をつける「雪花絞り染め」で仕上げる体験を提供している。

 同社は1931年の創業。堺の伝統産業「 注染
ちゅうせん
 」に欠かせない木綿の生地「 和晒
わざらし
 」づくりや染色を手がける。「若い人たちに地場産業を知ってもらいたい」と、3年前に体験工房を開いた。手ぬぐいや浴衣、日傘をつくるコースを用意し、とりわけ夏場ににぎわう。