~2030年度の稼働を目指し、DBO方式で約439億円を投じ整備~
泉佐野市田尻町清掃施設組合および熊取町は、泉佐野市上之郷の旧泉佐野コスモポリス予定地内に計画している「新ごみ処理施設整備・運営事業」について、2026年3月時点での要求水準書案を公表した。本事業は設計・建設と運営を一括して発注するDBO方式で実施され、建設費は439億3,000万円を見込んでいる。
事業の背景と目的
現在、泉佐野市・田尻町の一般廃棄物を処理する組合施設(稼働開始から約40年)および熊取町の施設(同約35年)は、いずれも老朽化と陳腐化が顕著となっている。1市2町における継続的かつ適正な廃棄物処理体制を確保するため、広域的な新施設の整備が急務となっていた。
施設および事業の概要
新施設は「エネルギー回収推進施設(焼却)」と「マテリアルリサイクル推進施設(破砕・選別)」を併せ持つ。
- 建設地:大阪府泉佐野市上之郷(事業実施区域:約55,301㎡)
- 施設規模:
- エネルギー回収推進施設:200t/日(100t/日×2炉、連続運転式燃焼ストーカ方式)
- マテリアルリサイクル推進施設:23t/日
- 構造・規模:工場棟(S・RC・SRC造 地上5階建、延床面積 20,955㎡)
- 事業期間:
- 設計・施工:契約締結日 ~ 2033年9月30日
- 施設運営:2033年10月1日 ~ 2053年9月30日(20年間)
参加資格と要求水準の要点
参加資格については、1市2町に本店を置く事業者の積極的な活用を求めるほか、プラント施工者および運営者に対しては、ボイラ・タービン式発電設備を有する施設(1炉100t/日以上、2炉構成以上)での元請実績を必須としている。
また、プラント施工者の総合評定値(経審・清掃施設)および建築物等施工者の総合評定値(経審・建築)は、いずれも1,300点以上であることが条件となる。
今後の業務範囲
選定された事業者は、施設の設計・建設から運営までを垂直統合で担う。業務範囲には、事前調査、各種許認可申請支援、周辺住民への対応、環境・防災管理、そして20年間にわたる施設の維持管理・セルフモニタリングが含まれる。








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