和泉市にある国内トップクラスの産科・小児科医療施設「大阪母子医療センター」で、組織のトップによるパワーハラスメントが発覚しました。 同センターを運営する大阪府立病院機構は、倉智博久総長(76)が部下に対して威圧的な言動を繰り返したとして、2026年3月25日付で減給1か月の懲戒処分にしたことを明らかにしました。
パワハラの内容と経緯
関係者への取材や機構の調査によると、倉智総長は2022年度、部下の指導に際して以下のような行為に及んでいたと認定されました。
- 威圧的な言動: 仕事の進め方に対し「それは絶対に許さんぞ」と大声でどなる。
- 身体的威圧: 指導中に机を強くたたく。
2024年8月に寄せられた匿名の公益通報を受け、機構が聞き取り調査を実施した結果、これらの行為がパワーハラスメントに該当すると判断されました。倉智総長は「重要課題に取り組んでほしいという気持ちが強すぎた。深く反省している」と話しているとのことです。
相次ぐ不祥事と組織の課題
同センターでは2024年にも、当時の産科主任部長による部下への日常的な暴言(パワハラ)が発覚したばかりです。
倉智総長は、その際も「部下からの相談への対応を怠った」として戒告処分を受けていました。2016年から長年にわたり総長を務めるトップ自身の言動が今回改めて処分対象となったことで、組織風土の抜本的な改善が問われる事態となっています。
大阪母子医療センターの概要
- 所在地: 大阪府和泉市室堂町
- 役割: 周産期医療および小児医療の高度専門施設として、府内だけでなく全国的にも知られる基幹病院。






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