全国で“街の本屋さん”が減少するなか、JR和泉砂川駅近くに個人書店「books revolte(ブックス レヴォルト)」がオープンした。効率やアルゴリズムが主流の時代にあえて逆行し、店主の思想を映した棚づくりで“偶然の出会い”を生み出す一軒だ。
店を営むのは、元高校体育教師の大西満さん。大学卒業後に読書へ目覚め、これまで約3000冊を読破。「人生の後半戦でやりたいことは本屋しかない」と開業を決意した。
店内はゆとりある空間設計。新刊とともに、店主の蔵書だった古本も並ぶ。ジャンルは文芸、エッセイ、ノンフィクション、社会学、サブカルチャーまで幅広いが、単なるカテゴリー分けにとどまらない。
象徴的なのが、夜と霧(ヴィクトール・フランクル著)を、あえて意外な棚に配置する仕掛けだ。検索履歴に基づく「おすすめ」とは異なり、予測を裏切る配置によって読者の思考を揺さぶる。「心地よい違和感」を通じて、自分の興味の枠を外へ広げてほしいという狙いがある。
絵本コーナーも特徴的だ。いわゆる“王道”作家に偏らず、環境問題や戦争、心の問題など現代的テーマを扱う作品を中心にセレクト。子どもが自ら選び、考える余白を重視する姿勢がにじむ。
大西さんが目指すのは「街の文化拠点」。効率やスピードではなく、立ち止まり、思索する時間を提供する場所だ。
スマートフォンを閉じ、本棚の前で足を止める。そこには、アルゴリズムでは出会えない一冊が待っているかもしれない。
【泉南市】駅チカに誕生した「街の本屋さん」が素敵すぎる。日常を変える「驚きの仕掛け」とは?(旅する日々の記憶と記録。matka08) – エキスパート – Yahoo!ニュース







この記事へのコメントはありません。