ミラノ・コルティナ五輪のフリースタイルスキー・モーグルで、大阪府阪南市出身の藤木豪心選手(28)と妹の日菜選手(24)が、男女そろって初の五輪出場を果たし、2月10日の予選に臨む。スキー場のない大阪育ちの兄妹を支えてきたのは、モーグルを愛する父・巌さんの存在だった。
兄妹がモーグルと出会ったのは、父の影響によるもの。大阪府出身の巌さんは信州大学時代にスキーに親しみ、子どもが生まれてからは隔週末に大阪から長野まで約8時間かけて車を走らせ、家族で雪山へ通った。兄妹が2歳になるまで、背中に背負って滑っていたという。
豪心選手は小学生で空中技「コザック」を習得。日菜選手は2歳でスキーを始めた初日に、エッジを使って滑りこなしたという。冬はスキー場、夏はウォータージャンプ場やトランポリンクラブに通い、年間を通じて技術を磨いてきた。
高校時代からワールドカップに参戦してきた豪心選手は、過去2大会の五輪出場を逃し、今大会が「三度目の正直」。日菜選手も大学時代に競技をやめたいと悩んだ時期を乗り越えての五輪切符となった。
父の巌さんは「楽しんで滑ってほしい。世界をびっくりさせてくれたら」と現地で声援を送る。泉州・阪南から羽ばたいた兄妹の挑戦が、世界の舞台で始まる。






この記事へのコメントはありません。