連立の枠組みが変更された今回の衆院選で、大阪16区の選挙戦はこれまでにない構図となっている。日本維新の会と自民党の与党対決を軸に、新党「中道改革連合」や参政党も加わり、複数勢力が競り合う混戦模様だ。
16区では長年、公明党が候補者を擁立し、自民党は支援に回る形が続いてきた。今回は自民が大阪全19小選挙区に公認・推薦候補を立て、維新との全面対決に踏み切った。自民新人の葉田治央氏は27日、堺市役所前で第一声を上げ、「景気回復を最優先に、日本を強く豊かにする」と訴え、支持拡大を図った。
前回選で小選挙区を制した維新前議員の黒田征樹氏は、堺市内で「実績を一つずつ積み上げ、地域に恩返しする」と強調し、引き続き地盤固めを進めている。
注目されるのが、中道改革連合から出馬する森山浩行氏の動きだ。立憲民主党出身で、前回選は比例復活当選となったが、今回は堺市の駅前で、公明党前代表で中道改革共同代表の斉藤氏と並んで第一声に臨んだ。森山氏は「大義のためにともに戦う」と述べ、公明支持層の取り込みに意欲を示した。陣営内では、公明側の支援がどこまで広がるかが小選挙区での勝敗を左右するとみている。
参政党新人の池上和日子氏も、堺市内で活動を展開し、「しがらみのない政治」を掲げて有権者への浸透を目指す。勝敗への影響に加え、投票行動の変化や投票率への影響も注目される。
維新の地盤とされてきた大阪16区だが、与党対決に加え新たな政治勢力が加わったことで、これまで以上に情勢は読みづらくなっている。公明支持層の動向を含め、選挙戦終盤まで激しい争いが続きそうだ。
衆議院選挙:維新の牙城大阪16区、与党対決に中道や参政も加わる混戦…中道の候補は斉藤・公明前代表と並んで第一声 : 読売新聞








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