堺市博物館(堺市堺区)で、太平洋戦争期から戦後復興に至る堺の歩みをたどる企画展 「昭和の記憶」 が、2026年4月1日(水)から6月14日(日)まで開催されます。
本展では、全国的にも珍しい「建物疎開の記録」に焦点を当て、失われた堺の街並みと、市民の暮らしの再生の姿を紹介します。
太平洋戦争中、空襲に備えて行われた建物疎開は、東京や大阪など多くの都市で実施されましたが、多くの場合、街が壊される過程は記録されませんでした。
一方、堺では「消えゆく都市の姿を後世に残す」ため、市が堺市芸術報国連盟に委嘱し、絵画や写真による記録保存事業を実施しました。この取り組みは全国的にも極めて貴重な事例とされています。
本展では、新たに堺市有形文化財に指定された 「堺市建物疎開記録関係資料」(堺市立中央図書館蔵)をはじめ、疎開前の街並みを描いた絵画や写真、戦後復興期の市民生活を伝える作品を展示。
戦争によって街が壊され、そこから再び立ち上がった堺の姿を、記録とともに振り返ります。
展示構成(主な内容)
第1章 昭和初期の堺の姿
鳥瞰図などを通して、昭和初期の堺の街並みや文化を紹介。
第2章 消えゆく街の姿を残せ
昭和19年の建物疎開に伴い制作された、岸谷勢蔵による《堺市第一次疎開地区記録》や記録写真帳を展示。宿院周辺の繁華街など、失われた景観を克明に伝えます。
第3章 不死鳥(フェニックス)のはばたき
戦後、祭りや娯楽が復活し、再び活気を取り戻した堺の姿を描いた作品を紹介。
第4章 あたらしい堺
高度経済成長期に発展する堺の街と暮らしを、スケッチや絵画でたどります。
会期・観覧案内
- 会期:2026年4月1日(水)~6月14日(日)
- 開館時間:9:30~17:15(入館は16:30まで)
- 休館日:月曜日(5月4日は開館)
観覧料
- 一般:200円
- 高校・大学生:100円
- 小・中学生:50円
※堺市在住・在学の小中学生、堺市在住の65歳以上の方、障害のある方は無料(要証明書)








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