堺市北区のベンチャー企業「4B」が、市販のウイスキーに入れるだけで香りや味わいの変化を楽しめる木片商品「TARUBAR(タルバー)」を開発した。使用済みの酒樽から切り出した木片を瓶に入れることで、カスクフィニッシュに近い風味変化を手軽に体験できるという。
タルバーは、シェリー樽やポートワイン樽をはじめ、コーヒーリキュール、麦焼酎、著名ウイスキー蒸留所の樽など計14種類を展開。ウイスキーに入れて約2週間で飲み頃となり、木片と銘柄の組み合わせ次第で多様な味わいが生まれる。
開発したのは、堺市在住の山本崇一郎さん(41)。高価な長期熟成ウイスキーに手が出ない中、「自宅で気軽に味の変化を楽しめないか」と考えたことがきっかけだった。スペインから樽を仕入れ、約100社と交渉して加工協力先を探すなど、構想から商品化まで約1年を要したという。
2025年10月にネット販売を開始すると初日で完売。2026年2月に迎える法人化後初の決算では、売上高が約1億円に達する見通しだ。大阪・関西万博関連イベントへの出店や、贈答需要の拡大も後押ししている。
山本さんは「普段飲んでいるウイスキーがどう変わるのか、その体験自体を楽しんでほしい」と話しており、今後は購入者同士が味の組み合わせを共有できる仕組みづくりも進める考えだ。






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