高石市、旧市民会館・図書館跡で大阪府と連携し協議会を設置
高石市は、大阪府と連携し、旧市民会館・図書館跡地の活用と、隣接する大阪府立臨海スポーツセンターとの一体的なまちづくりを検討するため、「まちづくり連携協議会」を設置し、12月24日に第1回協議会を開催した。
本取り組みは、大阪府が進める「大阪のまちづくりグランドデザイン」や大阪湾ベイエリア活性化、市の総合戦略の実現を見据え、地域資源を最大限に活かした施策検討を目的とするもの。
対象となる旧市民会館・図書館は、南海高師浜線・高師浜駅付近に位置し、敷地面積は約1万7,352平方メートル。旧市民会館(1973年建築)と旧図書館(1981年建築)は、閉館後約20年間にわたり遊休施設となっている。
市は2016年に活用検討委員会を設置し、「旧市民会館・図書館の活用方針」を策定。以降、民間事業者へのサウンディングを継続し、2024年2月には公募を実施したが、優先交渉権者が同年6月に辞退するなど、事業化には至っていなかった。
過去のアイデア募集では、
- 臨海スポーツ施設と連携した宿泊・交流拠点
- ゲストハウスやカフェ、映画館などを備えた複合施設
- 健康促進と地域経済活性化を目指す商業施設
- パフォーミングアーツの学校・劇場による文化拠点化
といった多様な活用案が示されている。
今後は、市と大阪府が協議会を通じて連携を深め、実現性の高いまちづくり施策の具体化を目指すとしている。










この記事へのコメントはありません。