滋賀県日野町と農業連携協定を締結
泉大津市は12月18日、滋賀県日野町と「農業を通じた連携による持続可能なまちづくり」など4項目を柱とする農業連携協定を締結した。生産地と消費地が連携し、食料の安定確保と地域農業の持続的発展を目指す。
協定の連携事項は、①農業を通じた持続可能なまちづくり、②環境保全型農業の推進、③資源循環型農業の推進、④交流・関係人口の創出。泉大津市が掲げる「安全・安心な食糧の安定的確保に関する構想」と、日野町の農業振興方針が一致したことから締結に至った。
泉大津市は農地を持たない消費地として、将来の食料危機への備えを課題としており、令和8年産の日野町産「環境こだわり米」を子育て支援や学校給食で提供することから連携を開始する。
一方、日野町では農業従事者の高齢化や担い手不足、農地保全が課題となっており、農業体験や田んぼオーナー制度などを通じて町外との交流を進めてきた。今回の協定により、農産物の価値向上や次世代への農業継承につなげたい考えだ。
両自治体は今後、農業体験などを通じた関係人口の創出を進め、「食と農」を軸とした持続的な交流関係の構築を目指すとしている。









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