<レスリング>大阪・泉佐野市がレスリング競技を支援へ
大阪府泉佐野市が、レスリング競技への本格的な支援を開始した。これにより、西日本学生レスリング連盟や近畿高体連レスリング専門部などが、市のバックアップのもとで大会を開催できる体制が整った。
2025年の西日本学生レスリング秋季リーグ戦は、泉佐野市のJ:COM末広体育館で開催。市は会場を貸与したほか、競技用マット3面を新たに購入(うち1面は後日納品)した。今後はマットを他会場から搬入する必要がなくなり、主催者側にとっては財政的・運営的な負担軽減につながる。
市長とレスリング界の深い縁
泉佐野市の千代松大耕市長は、同志社香里高校時代に福田耕治・連盟参与(前全日本学生レスリング連盟会長)から教えを受け、同志社大学時代には川村嘉裕・会計監事とも親交があった。
また、泉佐野市出身で元日本レスリング協会副会長の松浪健四郎氏とは長年の縁があり、市長は中学時代に柔道選手として、松浪氏の母校・佐野高校でレスリング練習に参加した経験もある。現在、松浪氏は泉佐野市の特別顧問として、レスリングの普及を含む市政全般について助言を行っている。
コロナ禍から続く競技支援
泉佐野市は2020年10月、コロナ禍で会場確保が困難だった際にも、全日本大学グレコローマン選手権のためにJ:COM末広体育館を提供するなど、継続的にレスリング競技を支援してきた。
今大会の最終日には千代松市長が会場を訪問。西日本学生レスリング連盟からは、マット購入への謝意として机30台寄贈の目録が贈られ、市長からは連盟に感謝状が手渡された。
市長あいさつ(要旨)
千代松市長はあいさつで、
「79年の歴史を持つ伝統ある大会を泉佐野市で開催いただけたことを誇りに思う。4年生にとっては学生最後の大会。社会に出てからのさらなる活躍を期待している」
と選手らを激励した。










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