マーケットサウンディングを27日まで実施
貝塚市は、下水道施設の維持管理に関して包括的な民間委託導入に向けたマーケットサウンディング(MS)を実施している。27年度に第1期となる包括委託の導入を予定しており、今年度から発注準備を進めている。市が想定する発注方式や事業スキームについて、民間事業者から意見や提案を募る。
市は24年度にウォーターPPP導入可能性調査を行い、同手法の有効性を確認した。施設の老朽化が進む一方で、職員減少や財政制約を背景に経営環境が厳しくなると見込まれることから、国が推奨する官民連携手法の活用を検討している。下水道分野では、27年度以降の汚水管改築に関する交付金の要件としてウォーターPPP導入が示されており、市も段階的移行を図る方針。
対象となる市の下水道施設は、雨水ポンプ場や雨水管渠(約82km)、汚水マンホールポンプ場14か所、汚水管渠(約233km)のほか、高潮対策ポンプ場や雨水貯水施設など。
今後は、25年度に公告準備、26年度に公募による事業者選定を行い、27年度から第1期の包括委託事業を開始。30年度からは第2期のウォーターPPP事業を実施する予定。


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