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【岬町】匿名の封書で生徒の成績データが届き発覚…教諭が個人情報入りUSBメモリ紛失、学校に報告せず

 大阪府岬町立中学校の教諭が、生徒の成績や名前が入ったUSBメモリを紛失していたことがわかりました。岬町教育委員会に個人情報を印刷した紙が匿名の封書で届いたことで、事態が発覚したということです。

 岬町教育委員会によりますと、紛失した個人情報は、2年生88人の数学の1学期成績と小テストの点数と、ブラスバンド部30人の名簿です。

 今年7月、町立中学校の教諭が成績処理のため、教員用の個人パソコンから生徒の成績データを教諭個人のUSBメモリに保存し、別の成績処理専用のパソコンにデータを移行しました。その後、教諭はUSBメモリからデータを削除せず、筆箱に入れて自身の机の引き出しに鍵をかけずしまいました。

 8月末、岬町教育委員会に、USBメモリに保存されていた生徒の成績データの一部を印刷した紙が匿名の封書で届き、発覚したということです。

 教諭は、封書が届く以前の7月下旬に、USBメモリを入れた筆箱が引き出しからなくなっていることに気が付いていましたが、学校に報告していませんでした。現在も筆箱とUSBメモリは見つかっていません。

 学校は再発防止策として、教員用の個人パソコンでのUSBメモリの使用を禁止にしたということです。岬町教育委員会の教育長は「生徒並びに保護者のみなさまの信頼を損ねる事となり、誠に申し訳ございませんでした。今後このような事がないよう、学校及び教職員への指導及び管理監督を徹底し、再発防止に取り組んでまいります」とコメントしています。

匿名の封書で生徒の成績データが届き発覚…教諭が個人情報入りUSBメモリ紛失、学校に報告せず 大阪・岬町(ABCニュース)

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