今年7月の参議院選挙で、大阪府八尾市と泉大津市の老人ホームの入所者合わせて35人分の「不在者投票」を偽造したとして、施設の運営会社のマネージャーを務めていた男ら3人が17日までに書類送検されていたことが捜査関係者への取材で分かりました。
公職選挙法違反の疑いで書類送検されたのは、住宅型有料老人ホームの運営会社のマネージャーを務めていた30代の男と、その部下の20代の女2人です。
捜査関係者によりますと、男ら3人は、ことし7月の参議院選挙の際、老人ホームで行われた入所者の「不在者投票」で、入所者の意思に反して候補者名を記入し投票を偽造した疑いが持たれています。
マネージャーの男は事件当時、ふたつの施設で「不在者投票」の運営の責任者をしており、女2人はそれぞれ施設長と事務員として投票管理や補助を担当していました。投票の偽造は、八尾市の施設で入所者28人分(投票用紙56枚)泉大津市では7人分(投票用紙14枚)確認されているということです。
警察は3人の認否を明らかにしていませんが、マネージャーの男が女2人に指示を出して投票の偽造を行っていたとみて、事件の詳しい経緯を調べています。
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