岸和田市

パンダの餌だった竹…「茶室」に 大阪・関西万博で展示(日テレNEWS)

今年、中国に返還された和歌山のパンダ。そのエサとなっていた竹が、「茶室」へと姿を変え、大阪・関西万博で展示されました。

ことし6月、和歌山県のアドベンチャーワールドから中国へ返還されたジャイアントパンダ。エサとして食べていたのが、竹です。

その“パンダのエサ”を活用したある物が、大阪・関西万博の会場に登場しました。複雑に組まれているのは…「100%竹でできた茶室」です。

大学生およそ20人が設計し、展示前日の12日、組み立て作業が行われました。

組み立てに参加した大学生・白土寛之さん(22)
「全部がうまくはまらなければ、形ができない。それが難しいですね」

くぎや金具を使わず、竹本来のしなやかさを生かした、この茶室。中は、大人6人ほどが入れる広さ。

実はこの竹、すべて大阪・岸和田市のもの。市は年間およそ30トンの竹を20年間、パンダに提供してきました。

そして、5年前からはその食べ残しを資源として循環させる取り組みを進め、食器や巨大竹アートづくりに挑戦。

今回の茶室もその一環で、万博で今月、3日間展示され、およそ6万5000人が訪れました。

こうした取り組みの背景にあるのが、全国で深刻化している“放置竹林”の問題です。

岸和田市ではこれまで、パンダに竹を提供することで竹林の整備を行ってきました。しかし、パンダの返還を受け新たな活用策が課題となっていて、持続的な資源の循環を目指しているといいます。

岸和田市の担当職員・川端秀之さん
「地域を盛り上げるために使っていける豊富な資源として、パンダがつないでくれた縁を忘れずに、竹の良さをみんなにPRできたらと思います」

パンダの餌だった竹…「茶室」に 大阪・関西万博で展示

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