大阪府高石市は26日、今年3月に亡くなった市内在住の女性から約2億600万円の寄付を受けたと発表した。女性が生前に残した遺言公正証書の内容に従い実行された「遺贈寄付」で、市は子供たちの教育振興に活用するとしている。
市によると、寄付したのは同市在住で3月5日に93歳で亡くなった三宅夫紀子(ふきこ)さん。生前、預貯金や証券などの預託財産を市に寄付するという内容の遺言公正証書を作成したほか、「(遺産を)子供たちのために役立ててほしい」という内容の遺言書を、市教育長あてに残した。手続きを経て、市は8月に2億610万8228円を受け取った。
同市の山本圭作教育長は「尊いご遺志をお受けし、ありがたく寄付を頂戴することとしました。子供たちの教育振興に還元していきたい」とコメントした。
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