堺市は、「南海本線連続立体交差事業及び附属街路事業」について、14年に用地取得の長期化などの理由により事業期間を27年度末まで変更して事業を進めてきたが、鉄道構造物の設計基準の変更に伴う工事内容の変更や近年の急激な物価高騰、隣接事業の工程による影響などを踏まえた見直しを行い、事業期間を34年3月末までの6年間延伸し、全体事業費は約679億円となる都市計画事業変更が認可された。
同事業の計画概要は、南海本線石津川~高石市境界付近までの延長2・7㎞(堺市域2・3㎞、高石市域約0・4㎞)、高架化される駅は諏訪ノ森駅(2線4柱式対面プラットホーム、約21m)・浜寺公園駅(4線5柱式対面プラットホーム、約28m)の2駅。標準断面が一般部2線2柱式(9・5m)である。関連側道整備では南海本線附属街路西4号線(W10m)・同5・6・7号線(W6m)計1・8㎞を西側に設け、東側には南海本線附属街路東3号線(L1・1㎞、W6m)を設ける。鉄道と交差する都市計画道路は諏訪ノ森神野線・常磐浜寺線・浜寺鳳線。ボトルネック踏切3か所を含め、除去される踏切は浜寺公園1・2号、諏訪ノ森1・3・4・5号、石津川8号の計7か所。全体事業費は423億6100万円から約679億円に増額、事業は34年3月31日に変更する。
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