堺市は、25年度路面性状調査業務において得られる路面性状データを基に健全性を評価し、補修の優先順位を設定すること及び既存の調査結果や路線の状況等を踏まえ維持管理計画の見直しを行うため、「舗装維持管理計画策定(更新)」の一般競争入札を実施する。参加申請書を9月5日まで受け付け、参加資格結果を9月10日に通知、入札書を9月19~22日まで受け付け、9月24日開札。
参加資格は▽同市入札参加資格の業務委託・役務の提供のうち、業種及び種目「調査研究・計画策定064090その他計画策定等」の登録▽20年度以降に国・地方公共団体等が発注した舗装に関する維持管理計画や長寿命化修繕計画策定の支援業務の元請履行実績▽管理技術者及び照査技術者は技術士法に基づく技術士(建設部門「道路」)又はRCCM「道路部門」のいずれかの資格を有する―など。
内容は▼計画・準備=①計画・資料収集(業務計画書の作成、貸与する資料等の確認・整理やその他必要な情報の収集)②現状の整理・分析(収集した情報・資料や、過去の路面性状調査の結果、補修履歴、路線の交通量や位置づけ等を整理し、堺市内の路線の傾向や特性を分析)▼管理道路の分類及び管理基準の見直し=①管理道路の分類の見直し(現行の道路の分類について、分析結果や25年度路面性状調査業務による路面性状データ等を踏まえ、監督員と協議の上、分類の見直しを行う)②管理基準の見直し(路面性状データや既存の情報・資料等を踏まえ、現行の管理基準の見直しを行う)▼25年度路面性状調査結果の分析=①健全性の評価(取得した路面性状データを健全性の診断区分を参考に評価区間(100m及び20m)ごとに分類)②劣化予測の実施(過年度及び最新の路面性状データ、最新の知見及び研究成果や他自治体事例等を参考に、監督員と最良と思われる劣化予測の手法を協議し、経年劣化速度に関する舗装の劣化予測モデルの更新を行う)▼中長期及び短期計画の検討=①中長期における将来予算の検討(今後必要となる将来予算(概ね30年間)を推計。最適な維持管理方法を提案し、従来の維持管理手法に対する事業効果をライフサイクルコストの差等により定量的に算出)②短期における補修計画の検討(舗装の損傷状況や路線の重要性などの指標を踏まえ、監督員と協議の上、補修の優先度を検討。補修が必要な区間は交通量や地域特性を考慮した舗装材の選定を含め、適切な補修工法を検討し、概算補修費用を算定すること。概ね10年間を見据えた短期の補修計画とする)▼舗装維持管理計画更新案の作成=これまでの検討結果をもとに、既存計画の「舗装維持管理計画」更新案を作成▼打合せ協議▼報告書作成▼照査。履行期間26年3月27日まで。業務対象路線は331路線、総延長928㎞。
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