中高生が手がけた生け花の展覧会が22日から大阪・堺市で始まるのを前に、21日、生け込みと呼ばれる作品づくりが行われました。
展覧会は堺市内の中学・高校の華道部の生徒たちが日ごろの成果を発表するため毎年行われていて、ことしは60人あまりが出展します。
会場となる百貨店では21日「生け込み」と呼ばれる作品作りが行われました。
地元の伝統工芸品で、木綿を手染めした「和ざらし」を使うことがテーマで、生徒たちは花器を包んだり、木や竹でつくった囲いにかけたりした上で、思い思いに花を生けました。
そして主催者で「花道みささぎ流」副家元の片桐悦子さんの指導を受けながら作品を完成させました。
中学3年生の岡崎花音さんは「和ざらしでわざと左右を隠し、正面にひまわりを生けて『夏の秘密基地』を表現しました」と話していました。
和ざらしで浴衣姿の人形をつくり、花の中に溶け込ませた高校3年生の毛利藍さんは「歩きながら見る人が多いと思うので、どこから見ても花が途切れないよう工夫しました」と話していました。
「よく見よう郷土堺」は22日から今月27日まで、高島屋堺店5階で開かれています。
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