大阪・忠岡町の前の町長が道路工事など4件の入札に関する情報を漏らしたとして官製談合防止法違反などの罪に問われた事件の初公判が、大阪地方裁判所で開かれ、前町長は起訴された内容について「間違いございません」と述べ、認めました。
大阪・忠岡町の前の町長、杉原健士被告(64)は、去年(2024年)7月と12月、町が発注した▽道路の舗装や▽消防本部庁舎の改良などあわせて4件の工事の指名競争入札をめぐり、最低制限価格などの情報を複数の建設会社側に漏らしたとして官製談合防止法違反などの罪に問われています。
20日に大阪地方裁判所で初公判が開かれ、前町長は起訴された内容について「間違いございません」と述べ、認めました。
検察は冒頭陳述で「前町長は、町の職員との最低制限価格に関するやりとりをスマートフォンのボイスメモ機能で記録し、その後、電話やLINEのメッセージで建設会社側に教えた。建設会社側は最低制限価格に近い額で応札し、落札できるようにしようと考えた」と述べました。
次回は来月(9月)25日で、被告人質問などが予定されています。
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