今春、堺市のビルの一室に、赤ちゃん連れのママたちが交流できる居場所「ママのHOTステーション」が開設された。少子高齢化が進む中、居場所ではママ同士だけでなく、高齢者とも交流できる。世代を超えて地域がつながる拠点になることを目指している。【芝村侑美】
「かわいいねえ」。泉ケ丘センタービル(同市南区)の一室に開設された居場所では、0歳児の赤ちゃんたちがおもちゃで遊んだり、ハイハイしたり。それを見守るママたちにも笑みがこぼれる。誰もが安心して過ごせる空間が広がっていた。
ステーションを立ち上げたのは堺市出身で、北海道在住の倉嶋香菜子さん(47)。保育士やケアマネジャーの資格を持つ倉嶋さんは、2020年から家族で十勝地方の上士幌町に移住したことを機に、「居場所」作りをはじめた。
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