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【堺市】時代映すコスプレがSNS上で大人気「大泉緑地のゴリラ展」3月13日まで(産経新聞)

ユニークなコスプレ姿が交流サイト(SNS)上で話題になっている大泉緑地(堺市北区)のゴリラ像にちなんだ「大泉緑地のゴリラ展」が5日、同緑地内にある「花と緑の相談所」で始まった。13日まで。入場無料。季節や時代を映し出した実際の衣装や、過去の写真を展示している。

園内の噴水近くに設置されたゴリラ像は高さ170センチほど。現在は手に「過去問珍解答」と書かれた赤本を持って合格祈願のコスプレをしているが、大谷翔平選手が米大リーグ、ドジャースに移籍した際は、愛犬のデコピンを連れた姿になるなど、季節や流行、時代にあわせたコスプレで人々を楽しませている。撮影した写真をSNS上にアップする人も多く、知る人ぞ知る人気者だ。

コスプレのアイデアを生み出し、衣装づくりまでを担当するのは同相談所の清水梓さん(46)。「散歩やランニングのみなさんに楽しんでもらいたくて」と話す。

ゴリラ像は平成29年、木を削って動物に変身させる「チェーンソーアート」が得意な職員が、園内の廃材を用いて製作。来園者が帽子をかぶせたり、マフラーを巻いたりするようになったが、「落とし物だと管理しないといけないので、いっそ服を着せてしまおう」(清水さん)ということになり、スタッフのTシャツを着せたのがコスプレの始まりだという。

令和7年までの約8年の間に着せられた衣装は75種類。アニメ「鬼滅の刃」が人気を博した際には、主人公、竈門(かまど)炭治郎の羽織を着たゴリラ像の足元に木箱を置き、中に妹の禰豆子(ねずこ)に見立てた人形「ゴリコ」を展示したところ、子供たちから人気を集めた。

新型コロナウイルス禍では、疫病封じの妖怪「アマビエ」に変身したり、注射器を持ったりしたこともあった。

清水さんは「机のシートなど園内にあるものを使ってほとんど予算をかけず、時間のあるときに作っています。次は何、と尋ねられるのですが、驚きも大切なので内緒です」と笑った。

産経新聞

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