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【堺市美原区】愛込めアイガモラーメン 農芸高生が飼育、食肉加工し提供(毎日新聞)

 府立農芸高(堺市美原区)の資源動物科総合環境部の生徒らが、自らが飼育・食肉加工したアイガモ、収穫した米を使ったラーメンを地域住民や関係者に振る舞った。地元のラーメン店が協力し、調理や配膳なども生徒を中心にこなした。2種類のラーメンを提供し、参加者らは舌鼓を打った。【戸田紗友莉】

 同校は20年ほど前から、アイガモを使った完全無農薬の米作りを始め、その後アイガモ肉の商品化に向け研究をしていた。10年ほどかけてアイガモの運動量や飼育方法を調整し、2017年に「農芸鴨」としてブランド化に至った。他の国産アイガモに比べて味が濃くて甘みが深く、ジューシーなのが特徴だという。

 22年には全国で初めて校内に許可を受けたアイガモの食鳥処理施設を設置。生徒はヒナの段階から飼育を始め、食肉処理までをしている。年間で140羽を飼育し、食肉加工するほか小中学校などへの出張授業や、アニマルセラピーなどにも活用される。

毎日新聞

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