21日午後6時20分ごろ、大阪府和泉市池上町の池上曽根史跡公園で「テントが風で飛ばされて複数人が負傷している」と119番があった。大阪府警和泉署などによると、来場者7人が病院に搬送されたが、いずれも意識はあり命に別条はないという。
同署などによると、当時、現場では能登半島地震の復興支援イベントが開かれ、空気で膨らむ半円筒状のテント(縦15メートル、横15メートル)を設置。中に約60人の観客が集まり、演奏などが行われていた。30キロの重りを50個設置し強風対策をしていたが、突風でテントが巻き上げられたという。
同署は業務上過失傷害容疑を視野に事故原因を調べるとともに、負傷者の身元の確認などを進める。現場はJR信太山駅の北西約560メートル。弥生時代の大規模な環濠(かんごう)集落「池上曽根遺跡」内の公園。
この記事へのトラックバックはありません。